iPhone6 Plusが大きすぎて、逆にiPhoneの「外」を見るようになった
iPhone6 Plusがあまりに大きくて薄いからか、「割れた」「曲がった」「折れた」という報告をよく聞きます。
iPhone6+はケツポケットに入れて座るだけで割れるらしい。勉強になります。 pic.twitter.com/ykyMbv0Gm0
— セキネユウスケ (@sekine_san) 2014, 9月 22
ヒー!
僕も今までiPhoneは後ろポケットに入れていたんですけど、ちょっと怖くなってやめまして。外を出歩くときはカバンの中にiPhone6 Plusを入れるようになりました。
そうしたらですよ……。
「歩きスマホ」をしなくなったんですよね。
いや、カバンの中に入っているので当たり前なんですけど、そもそもiPhone6 Pus、歩きながらなんて操作できないわけです。片手であまる大きさなので、落としそうで。
iPhone6 Plusにしてから、歩きながらiPhoneを操作することが無くなったし、ちょっとした信号待ちでiPhoneを取り出すことも無くなった。今までより景色をよく見るようになったんですよね。
幸せは「外側」にある
iPhoneなどのスマートフォンの普及によって四六時中ネットに接続できるようになりました。
「スマホ依存」という言葉が生まれたように、常にスマホを触っていないと落ち着かないという層もいます。視線や体が完全にスマホを向いてしまっています。
ここで思い出すのが、Google発の陣取りゲーム・Ingressを開発したジョン・ハンケ氏の言葉。
ジョン・ハンケ氏は、過去にGoogleマップやGoole Earthの開発に携わってきたのですが、「人が幸せを感じるのは、体を動かすこととコミュニケーションを取ることだ」という考えにいたり、実際に体を動かして目的地まで行くIngressを作ったそうです(イングレス@石巻レポート3:Ingress開発者ジョン・ハンケ氏インタビュー – Engadget Japanese)
人が感じる幸せは、コンピュータの「外側」にある。
iPhone6 Plusがその大きさゆえに、スマホから顔を引き剥がして、「外側」をよく見るようにしてくれると考えると、なんか逆説的で面白いですよね。
iPhone6 PlusのスキマをApple Watchが埋める
ただ、iPhone6 Plusの大きさは、「外側」を見せるだけでは終わらないと思うんですよね。そもそもカバンの中にいると大事な通知を見落としがちです。
ここで登場するのがApple Watchだと思うんです。Apple Watchは単体で動作せず、iPhoneと連携することが前提となっています。
iPhone6 Plusがカバンの中でも、腕に装着したApple Watchでメールの着信などの通知を確認できるようになるわけです。
今まで使っていたiPhoneはより大きくなって母艦となり、今まで使っていたiPhoneより小さいデバイスが腕につく。
iPhone6 Plusの大きさを、Apple Watchの小ささが補完する関係なのかな、と想像しています。