ゲームオーバー無き魅惑の泥沼!神々のパズル『MUJO』にハマる
2014/10/12
パズルゲーム『MUJO』にハマっています。
「同じパネルを3つ以上揃えると消える」ルールを持つパズルを「マッチ3ゲーム(→ Wikipedia)」と呼びます。古くはコラムス、最近ではキャンディークラッシュやパズドラなど、3マッチパズルにはこれまで数々のバリエーションがあります。
そこに今回登場した『MUJO』、マッチ3パズルの新しい名作であります。AppStore公開1週間で世界20カ国でトップ10入りというヒット街道爆進中。いや、ホント面白い。眠る時間がどんどん削られていくもの……。
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『MUJO』はギリシャ神話をモチーフにしたパズルゲーム。パネルを消して上にいる敵に攻撃します。これだけ書くとパズドラっぽい。
フィールドに並んでいるパネルのうち、縦横に3つ以上つながっているパネルがあったらタップして消すことができます。
赤い剣を消せば敵に攻撃、魚や鳥のパネルは下にいる神々の経験値になります。神々にはそれぞれ攻撃力があったり、特殊スキルがあったりします。
これだけなら普通のルール。しかし、仕掛けられているのが「スタック」というスパイス。
消すか、まとめるか。ヒリヒリのルール
3つ以上つながったタイルを長押しすると、1つにまとめることができるんです。これが「スタック」。
「スタック」してパネルをまとめると、数字が表記されます。これが攻撃力や経験値になる。スタックしたパネルは再びスタックできる。スタックするたび値がどんどん上がるので、敵を倒す効率が格段にアップするんです。
基本はどんどんスタックしていくんだけど、スタックしすぎるとつながったパネルが無くなって孤立しちゃう。どでかい値にして攻撃したいのに、パネルがつながらず攻撃できないジレンマ。
あと、宝箱を3つ揃えると新しい神々をゲットできる。宝箱もスタックできて、スタックするたび銅→銀→金と色が変わり、ゲットできる神様のレア度が上がっていく。金の宝箱なんていつ作れるやら…。
消せるパネルが無くなったら「UP」で一段上げるんですけど、上へはみ出たパネルは消えてなくなっちゃう。間違えると泣く泣く宝箱や高額パネルを消す羽目になってしまう(課金アイテムの雷を使えば単体で消せる)。
のんびり倒せばいいやー、と思っていると、一定ターンで全回復するメデューサなどの特殊な敵もいて、一筋縄ではいかない。
消すか、スタックするかの駆け引きを常に迫られる、ヒリヒリの面白さにどんどんハマっていきます。
ゲームオーバーが無い!
もう一つ『MUJO』がハマるポイントは、ゲームオーバーが無いこと。
パズドラみたいに敵が攻撃してくることは無いし、そもそも自分にはHPがありません(神だしね)
消せるパネルが無くなっても、何回でもUPすればいい。その分クリアが遠ざかるかもしれないけど、ゲームオーバーで終了することはない。
だから、延々とやってしまうのです。これがハマる……。
実はこの『MUJO』、作ったのはOink Gamesというボードゲームやアナログゲームの製作・販売を行っている会社。今回初めてのデジタルゲームなんだそう。
アナログゲームは、基本的には勝者が決まって終わり、途中でゲームオーバーすることが無い。対してビデオゲームは、元々コインを入れてプレイして「終わらないよう長続きさせる」のが目的だったものだから、ゲームオーバーが前提になっている。
『MUJO』は「ゲームオーバーが無い」というアナログゲームの概念をビデオゲームに持ち込んで、ゲームオーバーありきの前提を崩している。その上「ゲームオーバーが無くたって延々とハマる」という、アナログゲームで培ったノウハウが炸裂しているわけです。これが最強と言わずしてなんと言おうかですよ。
宝箱を開けて神々を収集する楽しみをあるし、課金アイテムの雷もデイリーボーナスで5つもらえるので不条理感も無い。グラフィックも音楽もとてもポップ。これが初めてのスマホゲームて!と驚く出来栄え。
現在、大ヒット御礼記念で200円→100円の半額セール中。迷っている人は間違いなく「買い」です。