スマホ画面がブラウン管に!?80年代風アクション『Kung Fury: Street Rage』
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ちょっと上の画面をよーく見てもらえますか。画面の端っこのほう、曲がってますよね。
いまモニターと言えばフラットな液晶ですけど、昔は曲面のブラウン管でした。なので、ゲームの画面もこんな風にちょっと曲がって見えたのです。
しかしこれ、スマホの画面なんですよ。このゲーム、わざと表示を曲げてブラウン管を表現しているんです……!
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モアレやブルースクリーンまで再現!
『Kung Fury: Street Rage』は、映画『Kung Fury』のゲーム。80年代風カンフーアクション映画を作りたい、とKickstarterで資金を募った自主製作映画であります。あっという間に60万ドルも集まったらしい。本編はYouTubeで観れます。
→ 参考:史上最高の超80年代SFカンフー映画『Kung Fury』が公開 | コタク・ジャパン
で、ゲームのほうも負けじと80年~90年代アーケードな感じになっております。
起動画面からもうNEO-GEOのパロディ。
ちょっとだけOP映像があります。満月をバックに、風になびくバンダナ。すごい既視感ある。
で、タイトル画面。放っておくとちゃんとプレイデモが始まる。タップすると、ガシャコン!とコインを入れる音がしてスタート。
操作は画面右と左のタップだけ。左右から敵が近づいてくるので、主人公に近づいてきたら敵がいる側をタップして攻撃。ひたすら攻撃して倒していく。
タップしかしないのに、攻撃のバリエーションが多彩。パンチ、キック、ムーンサルト、スライディング、銃撃までする。銃持ってんのかい。
やってることはスパルタンXなんだけど、二発当てないと倒れないヤツ、一発当てると反対側にワープするヤツ、固いロボットなど敵のタイプが豊富。音と映像の演出が軽快で、やってて楽しいったらない。
波動拳っぽく光る演出も。ブラウン管に映ってるみたいにモアレ(縞模様)がちゃんと出てる……!芸が細かい。
芸が細かいと言えばこれ。プレイ中に一度アプリを閉じて、もう一度開くとブルースクリーンの画面になってる。バグった!?と焦るけど、よく見ると「Tap anywhere to continue」って書いてある。タップするとゲーム再開。こんなのまで仕込んでるんだなぁ。
ゲームオーバーになると、もちろんネームエントリー画面。表示は80年代なのに、Facebookにつなげようとするこの違和感よ。
見た目は完全におっさんホイホイだけど、ゲーム自体もちゃんと面白い。コンボを狙いすぎて空振りすると攻撃されちゃう、という駆け引きもある。無料なのでぜひぜひ一度プレイしてみてください。
